

近年、マンホール下の下水管破損などによる痛ましい事故が全国で相次いでいます。また、台風やゲリラ豪雨などによる内水氾濫が頻発し甚大な被害が後を絶ちません。その背景にはすでに設置から半世紀が経過したインフラの老朽化とともに、人の監視が行き届きにくい土中であることも影響しています。
SkeedOzはこうした空間においてもIoTの技術によって常時監視し、下水道施設の維持管理や浸水被害の予測と対策に寄与すべく新たな実証実験の取組みを開始しました。
概要
今回のマンホール下の水位計測に向けた取組みは、SkeedOzと特殊なセンサーを組み合わせる事で可能となります。
SkeedOzは低消費電力設計によりバッテリー駆動が可能で、電源のない屋外環境でも容易に設置し利用することができます。また、今回採用したミリ波センサーは外乱耐性に優れ、光学式、超音波式、圧力式など他の測距方式と比較してキズ・水滴・汚れや外乱ノイズの影響を受けずに対象物を測距し続けることができます。そのため、本件の様な下水管や屋外の雨滴・砂塵環境、工場の粉塵・油煙環境など、様々な過酷環境下でも安定したセンシングが可能です。
実際の下水道の水位計測においてはマンホール蓋の裏面にセンサーと通信部を設置し、障害物を迂回し通信する回折性に優れた920Mhzを使うことでリアルタイムな監視を実現しています。
今後、この検証結果を踏まえて下水道インフラの監視強化への有用性を確認するとともに、同様の課題を抱える自治体の監視体制の改善強化に繋がることが期待されます。




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